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オーソリティー(The Authority)は、2013年からアメリカ合衆国のプロレス団体WWEに存在しているプロレスラーのユニット名である。 同団体のCOOであるトリプルHが立ち上げ、ヒールユニットとして、WWEのスーパースター達と抗争を繰り広げている。かつて、存在したヒールユニット・コーポレーションと共通している点がある。元々オーソリティーの意味は権力だが、ここでの意味は体制派となっている。 == 概要 == === 結成 === トリプルHが2013年8月18日のサマースラムのラストにてダニエル・ブライアンにペティグリーを見舞い、ランディ・オートンにWWE王座を獲得させた事が組織結成のきっかけとなる〔『週刊プロレス』2013年9月18日号 pp108 - 109,〕。サマースラム翌日のRAWにてトリプルHは「ブライアンのような格付けB+程度の奴がWWE王者になることは会社にとって良いことではない」と宣言し〔『週刊プロレス』2013年9月25日号 pp124 - 125,〕ブライアンとの抗争を開始した。トリプルHの周囲にはオートンの他ステファニー・マクマホン夫人、ビンス・マクマホン会長、リングサイドにはシールドの3人の姿があった。 初期の対ブライアンにおいては、PPVWWEナイト・オブ・チャンピオンズ試合の結果をトリプルHがCOO権限でブライアンとレフェリーの共謀による高速カウントとして王座移動を取り消し(WWE王座を剥奪→空位)にしたり〔『週刊プロレス』2013年10月23日号 pp108 - 109,〕、ビッグ・ショーに、契約を盾に自分たちに従うよう強制しブライアンなど自分達に刃向かう者を攻撃させ、PPVWWEバトルグラウンドで行われたオートン対ブライアンのWWEヘビー級王座決定戦もブライアンを襲うよう命令したがビッグ・ショーはオートンも攻撃し反逆〔『週刊プロレス』2013年11月6日号 pp108 109,〕。PPVWWEヘル・イン・ア・セルでのセル戦では、介入の結果ショーン・マイケルズのスウィート・チン・ミュージックをブライアンに見舞わせる呼び水になるなど、あらゆる手段を使いブライアンをWWE王者にすることを妨害し続けた〔『週刊プロレス』2013年11月27日・12月4日合併号 pp124 - 125,〕〔『週プロEX』pp11, 「トリプルH&ステファニー・マクマホン政権」節より〕。 2013年10月28日のRAWにて、ケインが覆面を脱ぎ捨てステファニーに覆面を手渡し会場を後にした。翌11月4日のRAWにて素顔で登場すると、トリプルHよりの組織の運営部長職に任命された〔『週刊プロレス』2013年12月11日号 pp108 - 109,〕。 PPVヘル・イン・ア・セル後、ブライアンとの抗争を一時休止。ジョン・シナがWWE王座に挑戦を表明、トリプルHはシナが保持していた世界ヘビー級王座とオートンの保持していたWWE王座の統一を決める〔『週プロEX」』p11,〕。そしてPPVTLCにて組織の支持するオートンが勝利しWWE世界ヘビー級王者となった〔『週刊プロレス』2014年1月22号 pp96 - 97〕。 ロイヤルランブル明けからブライアンとの抗争も再開。PPVWWEエリミネーション・チェンバーではシナを襲ったワイアット・ファミリーを止めに入ったケインがシナの脱落が決まると一転しブライアンを暴行しオートンの王座防衛をアシストした〔『週刊プロレス』2014年3月26日号 pp124 - 125,〕。その後ブライアンはレッスルマニアでのトリプルHとの対戦を迫るがトリプルHは「B+級の奴と闘う意味などない」と対戦を拒否し続けた。しかしブライアンへのYes!チャントによる観客の後押しを制御できなくなり、レッスルマニア30でのトリプルH対ブライアン戦(メインイベント進出者決定戦)と、オートン対バティスタ対前述の試合の勝者によるWWE世界ヘビー級王座戦トリプルスレットマッチを決定させた〔『週刊プロレス』2014年4月16日号 pp108 - 109,〕。また、2月のPPVエリミネーションチェンバー後、シールドが離反。ニュー・エイジ・アウトローズが組織入りした〔『週刊プロレス』2014年4月16日号 pp111,〕。 4月6日、レッスルマニア30では、ケイン+アウトローズがシールドに、トリプルH、オートンがブライアンに敗退し(王座戦試合中にオートンと連携攻撃を行うなど事実上組織と共闘状態となったバティスタがタップした)組織として全敗〔『週プロEX』pp5〕〔『週刊プロレス』2014年4月30日号 pp79 - 83,〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オーソリティー (プロレス)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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